指揮者 津田雄二郎
今回は素敵な影絵のご紹介です。今年96歳を迎えられた影絵作家、藤城清治先生の作品です。
今にも可愛いハーモニーが聴こえてきそうですね。
そこで、この影絵からヒントを得てエッセイを書いてみました。
テーマは、小林彩乃さんのエッセイに続いて「Hallelujah」についてです。
ヘブライ語の「ハレルヤ」は、神を讃える言葉です。
「ハレル」が「讃える」で、
「ヤ」は「ヤハウエ神」の意味です。神への感謝を表す言葉でしたね。
つまり
〈神を褒め称え、神に感謝する〉
という気持ちを「ハレルヤ!」と唱和するのですから、声を天上に届ける気持ちで合唱しましょう。
メルヘンのような影絵にヒントを得て書いてみました。
《小人の合奏》
「ハレルヤ!」と
小人の合奏
花鳥風月
みんなしあわせ
小さな世界
いかがですか?影絵を見ながら読んでみて下さいね。
鬱陶しい梅雨に入りましたが、「ハレルヤ」は、「晴レルヤ!」だけじゃなかったんですよ、笑。
では次は季語を使って書いてみます。
「ハレルヤ!」と
夕べに祈る
梅雨の月
写真は、「ハレルヤ」のヘンデルの自筆譜です。下方に「Hallelujah」の文字が読み取れます。
前回今回と、こうして「ハレルヤ」のことを深めて参りました。
皆さん?! ヘンデルが、どのような想いで「ハレルヤ」を作曲したか…、少しずつですが分かってきたような気がしませんか?
【参考】 楽譜の写真:Wikipediaよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/メサイヤ_(ヘンデル)
【ご紹介】影絵写真:『3台のピアノ ノスタルジア』(特別に許可を得て津田が撮影)
藤城清治 影絵の世界 : http://seiji-fujishiro.com/
藤城清治美術館 : http://fujishiro-seiji-museum.jp/
この作品をホームページでご紹介したいと、藤城先生の事務所の方に連絡したところ、以下のようなメッセージを頂きました。
「今年も教文館展開催を予定しておりますので、ぜひ観にいらして下さいませ。お待ちしております。」
♪ ホームページへの写真掲載ご協力に心より感謝申し上げます。
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