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執筆者の写真第九in市川

『ピアノの音色』

♪*:*♪*:*♪*:*♪*:*♪*:*♪*:*♪*:*♪* こんにちは!

伴奏ピアニストの市成です。

今回は、「ピアノの音色」について書いてみたいと思います。

私たちによくお馴染みの楽器、ピアノですが、心地よく響く和音、繊細な柔らかい音、力強い低音やキラキラとした高音など、様々な音色を一つの楽器で奏でることが出来ますよね。

さて、ピアノのあの音色、どのようにして奏でられているかご存知でしょうか?

(ピアノを習っていたり、グランドピアノの中を覗いてみたことがある方はわかるかもしれないですね。)

ピアノには88鍵の鍵盤がありますが、その内部には約230本もの弦がピンと張られていて、その弦をフェルトで出来たハンマーが叩くことによって音が出る仕組みになっています。

楽器としては、オルガンやアコーディオンの仲間の「鍵盤楽器」と呼ばれていますが、その構造からヴァイオリンのような「弦楽器」や、木琴のような「打楽器」の側面もあるので、正式には「打弦式鍵盤楽器」と呼ばれています。

ピアノは、私たちが鍵盤を押すだけで音が鳴るのですが、楽器の中では沢山の部品たちが力を合わせて一音を奏でているんですね。

そんな巧妙で繊細な作りのおかげで、時にはチェロのようになめらかに、時にはティンパニーのように逞しくリズミカルにと、様々な音色を演奏することが出来ます。

多彩な音色を出せるピアノですが、実は正式名称はイタリア語で “gravicembalo col piano e forte (クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ) ” と言います。とてもながーい名前にびっくりしてしまいますね!

意味は、「小さい音(piano)から大きい音(forte)まで出すことが出来るチェンバロ」です。

(※ チェンバロは、ピアノの元となった楽器)

このような名前なので、時代を経てだんだん略されていき、「ピアノ」と呼ばれるようになりました。

個人的には、ピアノを演奏する際に一番神経を集中する瞬間は、小さな音(piano)を美しく出そうとする時だと思うので、時代を経て「ピアノ」という名前になったことには何か特別な意味を感じてしまいます。

こうして改めて楽器について知ると、また音色を聴いてみたり、触ってみたくなるかもしれません、そして時に新たな発見があるかもしれません。

ピアノを習っている方、何となくピアノの音色に癒されるという方の頭の片隅に残して頂ければ幸いです♪

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