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執筆者の写真第九in市川

市成優衣先生インタビュー♪

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◇S: 市成先生のご結婚は会員の日常に光が差すような明るいニュースでした!


3年前に初めて伴奏して頂いた「幕張第九」、そしてこの「第九in市川」と、市成先生の伴奏には積み重ねて来られた経験による揺るぎない自信が感じられます。


ご自身はどのような変化を感じられましたか?


(以下敬称略)

◆市成:結婚してからは、大きな心の支えが出来たような気がします。私自身、以前よりも安定した気持ちで弾くことが出来ているので、「幕張第九」時代から今に至り、少しずつ自信が付いてきたように感じています。また皆さんにそう見て頂けるのはとても嬉しいです。世の中が大変な時期に結婚のご報告をすることに少しためらいがありましたが、練習の中でサプライズのお祝いや、温かいお言葉を頂けてとても嬉しかったです。綺麗な花束もありがとうございました。



◇S: 一昨年「幕張第九」で私が初めてお会いした頃から、市成先生の美しさと澄んだ表情に魅力を感じていました。


いつも微笑みを絶やさず、しっかりとした音色で私達を支えて下さる市成先生。


先生からご覧になって、今の第九in市川の成長などお感じになったことはありますか? 指揮者の津田先生についてもお聞かせ下さい。


◆市成:初めての「第九」では、とにかく足を引っ張らないようにと精一杯でした。今回は、「第九」経験者が多い印象で、私が伴奏で支えるというよりも、皆様に支えて頂いているという感じです。津田先生には、包容力のあるご指導でとても助けて頂いてます。

今回は、コロナ禍の影響で少人数での合唱となりましたが、そんな時だからこそ、練習に集まる皆さんからは前向きな力強さを感じます。


今回の演奏会開催に向け、津田先生は大変ご尽力されていて、強いパワーを感じます。そんな津田先生だからこそ、素敵な会員さんたちがこのコロナ禍でも集まるのだろうなと思います。

◇S:練習中、津田先生からの突然の要求や、会員さん達の合唱に懸命に合わせるご様子を見ていて、一瞬たりとも気が抜けない緊張感を感じています。


市成先生が「第九」の伴奏で普段心がけていらっしゃることや、ご苦労話などがあったらお聞かせ下さい。



◆市成: 「第九」のピアノ伴奏は、オーケストラに代わるものとしてとても重要です。津田先生の指揮を見ながら、合唱を聴きながら合わせますが、迷いがあってはなりません。毅然と弾くように心がけています。


1回目の「第九」の時は、ピアノも難しいし、あまりに作品が壮大すぎて自分が小さく思え、自信が無く、毎回練習のたびにハラハラドキドキしていました。でも今回は、2回目の「第九」ということもあり、少し感覚が掴めたような気がしています。




◇S: 練習会場ではとても落ち着いたご様子の市成先生。かつて不安や迷いを抱かれていたことを初めて知り驚きました。


ピアノを続けられる際の「心の支え」や、演奏家としての「夢」などがありましたらお聞かせ下さい。



◆市成: 私がピアノを続けて来られた「理由」は、ピアノの音色が好き、ということ、悲しい時や感動した時、その気持ちを音に乗せることができること、そして心が救われたり豊かになったりすることが「理由」と思います。


これからは、聴いて下さる方の心を少しでも癒し、寄り添うような音を届けられる演奏家になりたいと思います。


◇S:「第九」「ベートーヴェン」について、市成先生ご自身の特別な「想い」があったら教えて下さい。


◆市成: 私が小さい頃、父がよく家でクラシックを聴いていました。「第九」は4人のソリストが出てきて、その後ろに大人数のオーケストラや合唱がステージいっぱいにいて、父が聴く曲の中でも特に荘厳で偉大な曲という印象でした。

その後、ベートーヴェンが耳が聞こえなくなってから作曲した作品と知って、耳が聞こえないのにこんな凄い曲を作ってしまうなんて!!と、本当に驚きました。


伴奏をしていると、ソロでは味わえない「大きな力」を感じる事が出来て、関わらせて頂けて本当に幸せだなと思っています。



◇S:7月31日の千葉市民会館の特別公開練習の際、市成先生が演奏された曲の中に私の想い出深い曲があり、幼い頃、私がピアノに憧れた気持ちが蘇ってとても感動しました。


その際の特別公開練習のご感想をお聞かせ下さい。



講師特別公開練習会プログラム


ピアノ:市成優衣


ドビュッシー「アラベスク」


リスト「愛の夢」



◆市成: 久しぶりにホールで1人で演奏させて頂いたので、緊張感がありましたが、とても良い経験になりました。


たまたま選んだ曲が「想い出の曲」と言って頂けて、選んで良かったなと思います。耳を傾けて下さり、また貴重な機会を下さりありがとうございました!



◇S: 第九in市川の会員の皆さんに、市成先生から「伝えたい言葉、エール」があったら是非お願いします。




◆市成: いつも優しく迎え入れて下さり感謝しています。コロナで色々な活動が制限される中、毎回皆さんと集まって音楽を共有出来る事は、私にとって大きな活力になっています。ですから私からも皆さんに少しでも活力を届けられたらと思っています。


演奏会に向けて半年間一緒に頑張って来ました。どうか、本番での演奏が皆さんにとって素晴らしいものとなりますよう願っております。


不順な天気が続きますが、体調には充分お気をつけてお過ごし下さい。そして練習会場で、また元気にお会い出来るのを楽しみにしています。本番まで一緒に頑張りましょう!




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市成先生、癒しの笑顔と、心強いメッセージを本当にありがとうございました。


スタッフS

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