ちーば君 (’〇’*)♪ (ソプラノ)
私が合唱と出遭ったのはかなり昔。
母が歌が大好きで、コーラスや童謡の会に入って活動をしていた折に、お仲間の誘いで「第九」の演奏会に出た時になります。
母は、私達が家にいない昼の間に随分練習をしていたようです。
母はソプラノパートでした。私も親譲りなのか、母ほど綺麗な声は出ませんが、高音域を歌うのは苦になりません。(一緒に歌うと音程外れていて下手だと言われてましたから…ʅ(◞‿◟)ʃ )
昔は耳慣れた楽器の方が好きで、何度か友達から「コーラスに入って欲しい」と誘われたこともありましたが、全然興味がもてませんでした。
「第九」も好きではなく、むしろネコも杓子も「第九」の風潮を、如何なものかと思っていました。
普段から歌を歌っている訳でも無い素人(特にソプラノ)が青筋立てて歌う姿に ”ワォ…喉が潰れそう” と思って見ていました。
そんな私が何故、今「第九」?!と思われるでしょう。
母が病気で介護状態になり、私自身も家に引きこもりがちになっていました。
そして母が亡くなった後は、何もしないで、ボケッとしていた私…。そんな時に「何か始めないと駄目よ!友達のコーラスに入ってみたら?」と声をかけられたのです。
その頃には《世界で一番美しい音色の楽器は、人の声》という話しも聞いていましたし、母が大好きだった《歌の世界》。
誘われるまま、コーラスの見学に行くことになり、その場で有無を言わさず入団。歌の世界に踏み出すことになりました。
勉強になるから「第九」に入れ!と部長に言われて、コーラスとは全く無縁の友人(音大のピアノ科で、成績優秀者として授業料免除もされて大学院も卒業)と一緒に参加したのですが、余りにつまらない指導に、全くやる気なしの私。
そんないい加減な私の隣で、指揮者に「ここの音程を伸ばしてみましょう」と、その指示通りに歌っている友達。
すると私達の前に座っていた、多分長年の「第九」経験者の方から、「そこは歌い方が違う」と注意され、友人は思わず激怒! (抑えましたが、笑)
練習後、友人曰く、「どちらの音大を出ていらっしゃるんですか?と言ってやろうかと思ったわよ!!」と。
そんなこともあり、ますます「第九」嫌いになった私。
友達に「真面目にやれ!」と怒られながら、全く覚えることも無いまま「初第九」が終わりました。
ところがまた、コーラスの先輩から、「幕張で『第九』の団員募集があり、手伝って欲しい、と頼まれているの。初心者にもしっかり指導して貰えるようだから、行きましょう!」と言われ、リベンジ参加をすることに。
そこで、津田先生に出会うことが出来ました。
初めての体験の時とはまるで違い、本当に親切丁寧な指導をして頂きました。
沢山の方と一緒に励まし合いながら、仲良く演奏会に向かって頑張る時間は、とても楽しいものでした。
そして今また、幕張で出会った仲間達が市川に集い、新しい仲間も交え、再び「第九」を歌える時間が持てることは、とても幸せなことと思っています。
早く、コロナが収束(終息)して、皆さんで演奏会に向けての練習が始められる日が訪れることを願うばかりです。
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