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執筆者の写真第九in市川

『ハレルヤと現代』

こんにちは!ヴォイストレーナーの小林彩乃です。 

今回は、『ハレルヤと現代』と題して綴っていきたいと思います。

さて、皆さんも歌われるヘンデルの「Hallelujah!」。「ハレルヤ」という意味は「ヤハウェ(主)を誉め称えよう」です。ご存知の方もいらっしゃいますよね。この言葉って短いで

すが、実は物凄いと私は思っているんです。なぜなら、世界共通言語だから。ヘブライ語だけど、日本の聖書でも「ハレルヤ」と訳されている。「ハレルヤ」といえば、「喜び!」とほとんどの人が認識できるはずです。

実は、この「ハレルヤ」という単語、聖書の旧約聖書で何十回も詩篇に出てくるのですが、新約聖書にはたった4回しか出て来ないんです。その4回というのは黙示録19章に全部登場しちゃいます。そして、ヘンデル作曲「メサイア」の台本を書いたジェネンズ氏は、ハレルヤコーラスの「ハレルヤ」をこの黙示録19章から引用しました。 

黙示録ってなに?!世界の終わりを語ってる書物?!そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は黙示録は恐い書物ではなく、希望の書物なんです。

聖書には、イエス・キリストを信じる者は地上での性別が男であれ、女であれ、イエス・キリストの花嫁になる、ということが書かれているのですが、この「ハレルヤ」が出てくる黙示録19章では、その者たちが天でイエス・キリストと婚礼を挙げる時が近づいたことに対しての「喜び!」に「ハレルヤ」と使われています。 とは言っても、死んだ後、神の前に立たされて、この世でした行いを全て裁かれるって聞いたことがある・・・その裁きでダメだったら花嫁になれないの?と心配される方も多いはず。

ジェネンズはメサイアにおいて、イエス・キリストが私たち人間に対して何をしてくれたのかを、「メサイア」の台本に明記しています。人間はいずれ死にゆくもの。言わば、死の影の地に住む者です。しかし私たちは、救い主イエス・キリストによって永遠に神と共に生きる者としてもらえる。なぜなら、神であった御子イエス・キリストが地上に降りて来て、人間と同じ心の葛藤、試練を経験し、私たちを哀れんでくれた。そして、これから先、人間が被るだろう罪、病、死などのあらゆる悪を十字架の上で一人で背負い、後世の全ての人ための生贄(いけにえ)となったのです。身分も職業も何も関係なく全ての人のために陰府(よみ)に一人で行ってくれた。しかし、イエス・キリストは神の子であるので陰府から天に引き上げられました。その復活が、罪病、死な どのあらゆる悪への大勝利と「メサイア」では歌われるのです。 ジェネンズが描きたかった「ハレルヤ」は、全ての人が賜ったイエス・キリストの大勝利と救いに対してであり、それがあの大合唱へとヘンデルによって導かれたのです。

この「ハレルヤ」はヘンデルとジェネンズの時代に生きた人々だけの喜びではありません!今、2020年でも変わらず有効な「ハレルヤ」なのです。私たち日本人も、イエス・キリストの救いと、罪の赦し、永遠のいのちを受けるにふさわしい存在です。 だからこそ、私たちがこの「ハレルヤ」を歌う時、想像の喜びじゃなくて良いと思います。これは、今を生きる私たちも感じられる、ヘンデルたちと同じ喜びなのです。 音楽が受け継がれ、歌われて行くこと、そしてあの時代に生きた作曲者たちと同じ感動を今の時代に体験出来ることは本当に素晴らしいことです。私は「ハレルヤ」を歌う時、天国の前味を感じます。前味っておもしろいですよね(笑) 天国に行ったらイエス様に会えて、歌おう!と意気込むよりも先に賛美しちゃって、そこにいる全員と同じ気持ちになって「ハレルヤ!」と叫ぶ喜びを想像せずにはいられなくなってしまいます。  

コロナが地上に蔓延し、暗い知らせを沢山聞く今日。でも、この「ハレルヤ」を皆さんが演奏会で歌う時には、状況が良くなっていることは確かでしょう。このコロナにも勝利したイエス様の力を信じて、みなさんが心から「ハレルヤ!」と歌い喜べる日が、本当に本当に待ち遠しいです!!!


P.S. 黙示録をもっと知りたいな、と思っておられる方の為に、最近私がハマっている

YouTubeチャンネルを紹介したいと思います。

「ハーベスト・タイム・ミニストリーズ」で、中川健一先生という方が、分かりやすく解説してくださっています!

今の時期、何か学びたいなと思っていらっしゃる方には、最適かと思います!


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